85円になるという方向へ一票です。
根拠は、まだ日本の企業の方が根源的な技術力を有しているため、結果的に円買いへ行くのではないかと思っています。
===補足===
(証券アナリスト資格保有者の立場から)
追加的なお話ですが、欧米の金融機関が抱えている実態的な含み損にも着目して、為替相場を想定するのも王道ではないかと考えています。
因みに、一般論として、銀行が金融相場で、1億円の損を出すと、以下の行動に出ざる負えません。
1.倒産リスクの少ない投資案件(格付:AA格以上)での運用差益は0.5%を確保できれば、まともな案件。逆算すると、200億円の新規融資、新規有価証券投資でその利益を確保する必要があること
2.国際的なルールでBIS8%基準を順守すると25億円の貸出金回収・投資有価証券売却をする必要があること
この2点をまともにしようとすると、100億円規模で損失がでる場合、余程の自己資本に余裕がない限り、その損失をカバーできないことは分かると思います。
海外の金融機関で、ことごとく、金融機関に財政投入をされている背景を、上記理由を踏まえて、考えた場合、一般論として、円安方向に動く理由を探す方が大変だと思います。