「偉い」を辞書で引いてみました。大辞泉です。もっと言うとyahooの辞書検索です。
1 普通よりもすぐれているさま。
社会的地位や身分などが高い。「会社の―・い人」
人間として、りっぱですぐれている。「苦労しただけあって、―・い人だ」
2 物事の状態が普通ではないさま。
程度がはなはだしい。ひどい。「今日は―・く寒い」「―・い混雑だった」
予想外である。ひどく困ったさまである。「―・い目にあった」
苦しい。つらい。しんどい。「歩きどおしでからだが―・い」
うーん、ここではおそらく1の意味だと思うのですが、基本的に人間が偉いかどうかというのを他の動物と比べてという意味では使えないような・・・。
とりあえず普通を一般的な動物ということにして、すぐれているかどうかを考えましょう。
人間が他の動物と大きく異なる点は私個人の考えでは、進化ではなく進歩するところだと思っています。
つまり、環境と合わなくなった場合、自身の体を変化させるのではなく、周囲の環境を変化させることです。
これは他の動物では起こりえなかった現象であると思います。
しかし、人間は動物という種のなかで、他の動物より優れているのはこの能力のみ、つまり、考える能力だということがいえます。
しかしながら、「偉い」という言葉を使う場合、主にこの頭脳という点が優れていることで語られることが多いことを考えると、人間は他の動物より偉いといえる・・・かも?
社会的地位で考えてみると、基本的に人間のエゴで絶滅しそうな動物を助けようとするあたりに他の動物とは異なる「地位」や「身分」の高さが伺えるような気もする。