発熱の際には、寒気がしますが、その際に、身体を暖める方法(保温)と合わせて、体温を下げる必要があります。その際に、汗をかくことにより体温を下げようとするものです。汗のかき方も、身体に負担をかけるような方法ではなく、手短に風呂に入る、だとか、熱々の食事(うどん等)で汗をかくということです。かいた汗は、きちんとふき取り、乾いた下着に着替える必要があります。
発熱の際の入浴を嫌う人もいますが、私としては、長湯さえしなければ、入浴することにより、身体を温めて清潔にして、新しい下着に着替えてさっぱりした方がよいと思っています。
自分の場合は、ねぎとわかめがタップリ入った、熱々のうどんを食べて、汗をかいたところで、熱めのシャワーを浴びて、湯船につかってしっかり温まり、直ぐに新しい下着に着替えて、寝る、というのが、風邪を引いた場合の回復のパターンですね。
蛇足ですが、私の姉夫婦が、仕事の関係でフィリピンに住んでいたときに、3歳程度の娘が風邪を引いて38度超えの発熱だったので、医者に見てもらったところ、その診療所に備え付けの氷入りの水風呂の入れられたので、飛んで帰って、温かい風呂に入れた、とのこと。
現地の医師の処方は「身体を冷やして体温を下げる。」という意味では理にかなっているのですが、さすがに生活習慣や文化の違いがあると思います。今、日本の医者がその院内で処置して、病状が悪化したら、患者家族から訴えられかねない話ですね。
なお、他の医師に確認したところ、確かに病状によっては、その処方はあるそうです。例えば、発熱の度合いが大きいときは、股間や脇の下に冷水を入れた水筒(昔の水筒や湯たんぽで熱が伝わりやすいもの)で身体を冷やし、水枕、氷嚢で頭を冷やすのですから。