「ソフィーの選択」という映画を観たことがあります。
ポーランド人の主人公がナチスドイツ軍に捕まったことから発端する、母親としては最大の残酷物語でした。
この映画の山場は、主人公の二人の子(男の子と女の子)のどちらかを選べ、という場面でした。「選ばれなかった方=死」です。
苦悩に満ちたソフィーの口からは、結局、「男の子を残して・・・」という言葉が出ます。
女の子の方は、泣き叫びながらナチスの兵隊に連れて行かれます。最終的には男の子も行方不明になり、ソフィーの神経は破壊されてしまいます。その映画を観てからというもの、時々、私も考えてしまっていました。Soodaさんと同じようなことを・・・。でも、結局結論が出たことはありません。大切な家族の命に優先順位をつけることは、人間の行うことではない、と今は悟っています。
(50才・女性・専業主婦)