一人で住むか、家族や仲間と住むか。また年齢も関係があると思います。
横浜や京都、名古屋、海外生活も経験し、今は沖縄の離島に移住しています。
他の方も回答しておられる通り、沖縄は最低賃金が全国最下位なので、うまく就職はできましたが、生活はかなり厳しいです。
実際、自分が移住した離島では、年間100人の移住者がいるようですが、定着者はそのうち3人だそうです。
移住者が定着しない理由には仕事がない、稼げない、以外に地元人となじまない、馴染もうとしないこともあげられます。家賃を滞納した上にいつの間にか本州(こちらでは内地という表現をします)に帰ってしまっているという話もいくつも聞きました。
そういう人たちがいるせいで、自分たちは悲しい思いもしました。「内地から来た人」という一くくりで見られるのです。
いつも移住者同士でかたまって行動していたりする人たちもよく見かけます。
子供を通して、移住者の集まり?のようなものに誘われることもあります。でも、自分たちは移住者だけの集まりにどっぷりつかりたくないという思いもあるので、たまにしか参加しません。
自分たちはどうしてもやりたいことをするために希望に適いそうなところ(新潟や福島の山奥)も訪ねて、最終的にこの離島を選んだので永住です。なので自分たちから殻を破り、地元の人に溶け込み、1年を経った頃よりようやく認められて、家族が一緒で、助け合っているので楽しく生活し、2年が経ちます。
しかし30代で移住してきたので、まだまだ都会に後ろ髪惹かれているのも事実です。見たい映画も芝居もコンサートも思うように行けない。ネット通販があるのである程度の物は手に入るものの、手に入りにくいものも確かにあります。贅沢をしなければ快適です。
様々な情報入手が困難なうえに、情報量は極端に少ないです。
この点では自分の子供の将来に不安を感じることもあります。
それでも永住してきたからには島の人と認めてもらえるようにと生活しています。でも初めに書いたように生活はギリギリで兼業農家である実家から食料支援をしてもらってなんとか生活している感じです。
これが定年後に移住する人たちだと、かなり優雅そうです。都会の家を売って、島に都会より広い土地付きの家を買っておられます。
海が好き、というだけで選んだと言われるこの島を満喫しておられます。
都会でやりたいことは十分やってきたとのことで、今は自然を満喫しているとか。
自分たちとは対照的な移住者だと思います。
自然と言えばここで経験する「台風」は想像を絶するものがあります。
洗濯機が飛ぶんですよ。直撃を経験していないのですが、台風は怖いです。
直撃を受けたときは市外はライフラインが1週間止まったそうです。
これらも含めて全てが自然なのです。
いろいろ思いつくままに書きましたが、最終的に自分としては、単に「離島でも移住しようか」という安易な考えでは、「移住は失敗に終わる」と思えてなりません。
ちなみに、自分たちは自分たちの意思で移住してきたので全く後悔はしていません。が、連れてこられた子供は大きくなってどう思うか、それを考えると・・・ですね。
大切な一度きりの人生ですから、
よくよく考えて行動なさってください。