私が1歳位のやっと言葉を覚えた頃の事です。
その日は父が接待で熱海に行って留守でした。
お腹が痛くなり、母が近くの小児科へ私を連れて行きましたが
医者は単なる腹痛と考え痛み止めだけの処置をしたそうです。
夕方を過ぎ夜になっても私の様子が改善されず、「おかしい」と感じた母は、
直ぐに父に連絡し、父も何かを感じたらしく接待の不義理を謝って
終電でやっと自宅に戻りました。
その後父は直ぐ育児書を広げ、私の症状からある病気の疑いを感じ、
夜中に、当時は皇室にも診察に行く有名な御茶ノ水に在る小児科病院に連絡し
直ぐに向かいました。
検査をすると、やはり父の思ったとおり「腸重積」との事。
直ぐに東京医科歯科病院に搬送され、緊急手術だったそうです。
手術後の説明では、あと数分処置が遅かったら手遅れになっていたかも知れないとの話。
気付かずに亡くなるケースが多い病気だそうです。
私は、その時の印象が強かったのか部分的にその頃の事を覚えています。
又、それ以来中学生位になるまで、無意識ですが病気になると医者が何と言おうと
父が「大丈夫」と言うまで不安で納得が出来ませんでした。
そして大人になった今でも、御茶ノ水の街を歩いたり東京医科歯科病院へ行くと、
何故かほっとリラックスし、安心感が沸きます。
- 回答者:三つ子の魂百までも・・・ (質問から19時間後)
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