キリスト教が禁止されたことがあるのは、自分よりイエスキリストのほうを信じるようになってしまうことを恐れてだそうですが、欧...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

高校時代の教科書的な回答になってしまいますが。

キリスト教が生まれた紀元1世紀頃は、キリストの出身と活動範囲がユダヤ地域だったため、ユダヤ教を信奉する宗教者・特権階級・信者に、キリストおよびその信徒は迫害されました。その後、キリスト教の指導者の努力により、当時の古代ローマ帝国内諸国に徐々にキリスト教信徒を増やしました。一神教であるキリスト教徒は古代ローマ皇帝が要求する多神教・皇帝崇拝をしなかったため、迫害にあったとされています。

その後、紀元4世紀に、コンスタンティウス帝がキリスト教を国教とするにいたり、公にはキリスト教迫害はなくなりました。ただし、国教となったキリスト教に属さない他のキリスト教派閥は迫害されつづけました。

さらに、中世以降、当時のキリスト教の最大権威であるローマ・カトリックによりキリスト教は宗教者・為政者の都合がいいように解釈され、民衆の心の救済とは遠い世界になってしまいました。それに、反対したのがマルティン・ルターを始めとする「キリストの原点である聖書を心のよりどころ」とする新教集団です。彼らの活動はそれまでのローマ・カトリックの支配を突きくずすもととなり、宗教論争がローロッパ中に拡がりました。

が、ローマ・カトリックの権力範囲外の、ギリシア・ロシア等正教徒の方には宗教論争は起きなかったようです。

時代や欧米の範囲をどこまでと解釈するかによって。迫害の範囲は限定されると思いますが、キリストとその教えを信奉することにより、キリスト教やキリスト教の一定派閥が禁止されたのは事実です。

回答者：匿名希望 (質問から2時間後)
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