韓国と北朝鮮の発展や民主制にここまで明確に差が出たのはいつからでなぜなのでしょうか?戦後（冷戦時代の統治から）でしょうか...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

別に北朝鮮は社会主義国家じゃないですよ。フランス革命以前のフランスと変わりません。「民主主義」と国名にうたってますが、「選挙」「言論の自由」「司法の独立」いずれもありません。専制君主とそれを取り巻く特権階級がいるだけです。にもかかわらず、民主主義を名乗っているのが偽善の極致でしょう。これは別に金日成のころから変わらないです。ただ金日成のころは彼に反対する勢力も結構いて、幾度か権力闘争がありました（その意味で当時は多少の言論の自由はあったというべきか）。彼は度重なる権力闘争に勝ち抜き独裁体制を築き上げました（ライバルは「殺されるか」「亡命するか」「強制収容所でなぶり殺し」のいずれかの運命をたどる）。冷戦構造のため対アメリカ対策として中ソ両国から援助を受けられたのも金日成にとっては幸いだったでしょう。　一方韓国は朴政権が軍事独裁といわれましたが、朴将軍が権力を握っていた１８年間のうち民意を反映をしていないのはクーデター後の３年弱で、その後の期間は朴大統領は選挙で信任を受け、国会議員の選挙も行われているのです。これは大韓民国建国（１９４８年）以来です。以上、両国は建国当初から民主主義の進展の度合いが異なるのです（冷戦期から差が出たというのは実態とは異なる）。背後にあったのが一党独裁のソ連と民主主義国家のアメリカの違いでしょう。

回答者：雑学者 (質問から5日後)
0

この回答の満足度

とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

ご回答ありがとうございました。
本当に勉強になりました。
やはり、統治の仕方の問題が大きいのですね。アメリカは早々とソウルに目をつけていたとも聞きましたが、もし統治したのが逆の国であっても同じような発展の仕方になったのでしょうか…

質問

回答してくれたみんなへのお礼

ベスト回答

回答

回答

回答

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ