状況証拠を科学的に同定した結果限りなく実行犯に近しい人物と断ぜざるを得ないということが死刑判決を導いたと思いますが、感情論を排して言うと、当時確かスプリング8という機械を使って砒素中不純物の同一性について検証されたはずです。この検証方法にしても精度が上がって再鑑定した場合どうなるのかという疑義は常に持っていないと
先の科警研DNA鑑定不始末の二の舞を演じることになるかもしれません。
誠に疑わしいのは間違いないのですが、いずれにしても我々が知っているのは報道で知る真須美死刑囚の行動・言動だけであることを考えると空恐ろしさを感じます。
かといって限りなく疑わしき人物に対して罪を問わないとなれば、治安が保てなくなります。冤罪回避のためにも、終身刑の導入・時効停止措置の拡大を整備しなくてはいけないでしょう。もちろん先ず第一に取り調べの完全可視化が必要ですが。