各金融機関の本部の資金管理部では、支店から集まってきた現金を毎日午後、日銀に預けにいきます。そして翌朝、必要な資金を日銀におろしにいきます。たった1日でも大金なので運用するため日銀の口座を通すのです。
そこで問題なのは、二千円札デビュー時は、引き出す額の一定割合を二千円札で無理やりおしこまれたことです。
おしぞうまけに、日銀に入金するときは、二千円札は受け付けてくれないのです。
かくして、金融機関の本部の金庫には大量の二千円札が眠り、もちろん日銀の金庫にも・・・・・
流れはこうです。
日銀>金融機関本部>各支店>お客さま>小売店での使用>小売店が即取引銀行に入金>支店>金融機関本部=死蔵・・・・・
つまり、一般の人の手に渡った二千円札は、一度使えばその次にはまたすぐ銀行に帰ってくるのです。
===補足===
5行目の、「おしぞうまけに」は、「おまけに」の間違いです。