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質問

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食品の分析に詳しい方に質問です。
香料の中には、合成香料とそうでないものがありますが、
この2つが混ぜられて使われていた場合、
分離定量(または分離定性)することは可能なのでしょうか?
出来るとすれば、どんな分析方法を用いるのでしょうか?

  • 質問者:
  • 質問日時:2009-01-11 10:29:40
  • 0

合成香料は、天然の香気成分を合成する物質を、人工的に(ほとんどは化学反応で)、作り上げたものです。果物の多くは、香りは単一物質で構成されているため、同じ物質を添加すれば、リアルな香りを再現できます。
この香気性物質は、一般にアミノ酸や油脂ではありませんから、DL体比や、シストランス体比などの分析で自然界にもともとあったものと人工的に合成されたものかを識別することはできません。
私の知る限りでは、分析する手法は見当たりません。

尚、コーヒーなど、加熱処理された、食品・飲料の香気成分のほとんどは、複数の物質の混合体であるため、良質の合成香料を作成することが困難といわれています。ちなみにコーヒーの香気成分は少なくとも数百種類あります。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

回答ありがとうございます。

DL体やシストランス体があるほんの一部の香料でなければ、
分離定量(または分離定性)が出来ないということで、やはりよさそうですね。
私の頭では、高分解能のGC/MS/MSまたはLC/MS/MSで不純物を分析するか、
主成分の同位体比をみるくらいしか考え付きませんでした。
ここまでやっても、分離できる保証はないですし、
装置代が高すぎて、こんな目的では使えそうもないですが。

ののじさん、食品のことに詳しいですね。助かります。
また質問するかもしれませんので、よろしくお願いします。

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