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流行に関係なく、買って10年無駄にならない新書ってありますか?「国家の品格」はとても面白かったのですが、最近新書が雨後の筍のように出ているので、どうせなら本当にいいものを知りたいのです。できれば(新書じゃないけど)「沈黙の春」のような。私は読書大好きですが、ケータイ小説はちょっとダメな
40代のおばさんです。よろしくお願いいたします。

  • 質問者:読書おばさん
  • 質問日時:2008-02-01 20:56:28
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文庫ですけど、「きけわだつみのこえ」が手放せない本です。
本には、木村久夫さんの遺書が収録されています。

高知出身で京都大学まで卒業したのに召集され、通訳として軍務に就いていた彼は、捕虜収容所で上官の代わりに捕虜虐待の責任を取らされて処刑されました。日々迫ってくる自分の命の終わりの時を持っていた田辺元「哲学通論」の余白に綴っていました。
当時戦争で亡くなった若者は、日本のために一生懸命勉強をしていて、教養も今の若者よりもずっとあったのではないかと思ったりします。そんな若者たちは本の代わりにヘルメットを、ペンの代わりに銃を持って、お国のためと死んでいったのです。

 音もなく我より去りしものなれど
    書きて偲びぬ明日という字を

どんなに苦しくても、大変でも、嫌なことがいっぱいあっても、落胆してもうどうにもならないと思っても、彼にはなかった「明日」を私は持っているんだ。そんなことを忘れそうなときにはこの本を開きます。
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-3kimura.htm
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=28318560

あと文芸春秋ですが「死者と生者の仲良し時間」 鈴木 秀子 も愛読書です。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19981130

  • 回答者:矢牛 (質問から31分後)
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ひろさちやさんの『「狂い」のすすめ』(集英社新書)がいいです(まだ読破していませんが)。
仏教が中心になっていますが(著者は仏教が専門(?)なので。なお私は仏教徒ではありません)、それだけでなく幅広い視野で書かれており、また噛んで含めるような易しい文章で、さらさらと読み進められます。でも書かれていることは深いです。
日々を生きていく上で心や肩が軽くなるようなおはなしが満載です。
お勧めです。

  • 回答者:しーがる (質問から3日後)
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何といっても「伊藤家の食卓」

  • 回答者:あっきくん (質問から8分後)
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