モンドセレクションって、モルツで受賞したことを聞いたときはすごいなと思ってたんですが、最近、あちこちで受賞商品を見かけま...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

モンドセレクションは、相対評価じゃなくて、絶対評価です。
だから、審査基準を満たしていれば、何百商品でも金賞を取ることができます。
金賞は、100点満点で90点以上、最高金賞は95点以上です。
基準は非公開なんですが、味とかの好みに左右されやすい面よりも、
衛生管理や原材料表記など、大量生産品としての品質的な精度・安定度・
正確さのほうに比重が置かれているようです。
日本企業は、こういう面での基準を守った生産はけっこう得意なんで、
金賞受賞が多いのも不思議ではないです。
私的基準だと、金賞以外のモンドセレクション受賞（銀賞・銅賞）は、
かえって大量生産品としての、生産技術の不安定さを感じますね。
あとは保存料の多さとか・・・

あと、モンドセレクションは審査してほしい商品ごとに審査料を支払います。
1商品あたり日本円で12〜15万円ほどです。
審査料を支払う経済的余裕の大きい企業は、当然受賞数も多くなります。
また、中小企業でも十分出せる金額なので、地方名産（有名おみやげ等）で
申請・審査・受賞して、購買価値や差別化につなげるところが多くなってます。
各賞を商品パッケージ等に表記できる期間は、原則受賞から5年です。

審査基準は非公開ですが、採点は厳密です。だから、たいしたことのない
賞ではないです。商品の原材料表記が正しく、衛生管理もしっかりとなされていて
味の面でもまずく感じる人は少ない、という、大量生産の食品を買う面では
そういうところに信頼が置ける賞です。
ただし、手仕事のおいしさなどとは別の基準ですので、手作りの小さな
お店がつくっているもののおいしさとは比較できないものだと思います。

wikiによると、日本製品の受賞は毎年100〜150程度。
たくさんの大量生産品（工場生産品）があるなかでのこの数ですから、
日本の生産工場管理は、世界的にはかなりレベルが高いと言えると思います。

参考：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

回答者：美衣 (質問から2時間後)
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