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「樺桜」という単語の入った短歌を探しています。
ネットのデータベースなどで検索しましたが出てきませんでした。
源氏物語の一節にあったり、長歌、俳諧では見つけたのですが短歌では見つかりません。
五七五七七の和歌で「樺桜」という単語の入ったものをご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。
お願いします。

  • 質問者:sakura0000
  • 質問日時:2015-08-13 23:30:02
  • 1

樺桜は山桜の変種なので野分のようにわざと変わった物を持って来たもの以外に使われていないと思います。

お探しの短歌は、
かづけども 波のな「かには さぐら」れで 風吹くごとに 浮き沈む玉
かなと思います。(古今和歌集)

===補足===
樺桜といえば源氏物語ですね。
野分で紫の上の例えようもない稀な美しさと気品を表すために使われています。
ですからそれを意識して作った物以外はないということになります。
かにはさぐら(かにはざくら)は赤みのある花で同種と思います。
意識的に物名にして奥ゆかしさを感じさせようとしているのかもしれないです。
樺桜は現在のカバザクラ(白い山桜種)とは違うと考えられます。
あなたがお探しの樺桜がカバザクラのことなら、古典にはないと思います。
なれば、あなたがお作りになっても宜しいと思います。
野の作家の歌までも知る人はいないので、あるともないとも言えません。

  • 回答者:謎解きですか (質問から4日後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

御丁寧にありがとうございます。

理解しました。
単衣の襲の名前にもあるほどなので、てっきり普通名詞であると勘違いしていました。
源氏物語を意識した作品以外ではないんですね。

専門的な知識を教えていただきありがとうございました。
おっしゃる通り、自身で作ってみようと思います。

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