洋楽が趣味なので、音楽映画やミュージャンが出演した映画を好んで見ています。
・「ウッドストック」・・・ロック史上に特筆される有名なウッドストック・コンサートの記録映画です。
・「ローズ」・・・1979年製作のアメリカ映画。マーク・ライデル監督。ヒロインのローズはジャニス・ジョプリンがモデル。若くして死んだ女性ロック歌手のジャニス・ジョプリンの伝記的要素が濃い映画です。
・「アメリカン・グラフティ」・・・962年のカルフォルニア北部の街を舞台に、性格も生活も異なる4人の若者が一夜のうちに経験する出来事を、当時のヒットナンバーと共につづる青春群像ドラマです。
一番感動して何度も見ているのがこれです。
・「ギミー・シェルター 」・・・ローリング・ストーンズの1969年に行われた全米ツアー最後の10日間の貴重なドキュメンタリー作品です。
とりわけ最終日の12月6日、サンフランシスコ郊外のオルタモントで実施されたフリー・コンサートでは、会場警備を担当したヘルス・エンジェルスが観客であったメレディス・ハンターという黒人青年を刺し殺してしまったショッキングな場面が写っています。
この「オルタモントの悲劇」と名づけられた事件の背景には、コンサートが騒然としてストーンズが何度も演奏を中断している会場の混乱ぶりがありました。
ボーカルのミック・ジャガーらが不穏な状態を収めようとして空回りしている様子も正確に記録されていて、無数にあるコンサート映画とは明らかに違っています。
フリー(無料)コンサートのため大量の観客が来る事を予想した市側は会場を貸す事に難色を示し、開催場所がオルタモントに決定したのはわずか数日前でした。そのため、時間的な余裕がなくて警察も適切に警備できないという問題が根本にはありました。
そしてストーンズの努力で会場警備にヘルス・エンジェルスを雇った事が悲劇の大元になりました。コンサートはサンタナから始まり、次にジェファーソン・エアプレインがステージに上がりました。
この頃には会場に集まった4~50万人の観客に対して、警備の不慣れなヘルス・エンジェルスたちは、混乱を収めるために暴力を振るい始めていました。
ジェファーソン・エアプレインのマーティ・ベイリン(ヴォーカル)がエンジェルスのメンバーに抗議して逆に殴られた一件などは、ファンでなくとも非常に驚くと思います。
コンサートはフライング・ブリトー・ブラザーズ、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングが出演した後、大トリのストーンズがヘリコプターで登場しますが、ミック・ジャガーが観客の一人に殴打されるというハプニングが起こりました。
ストーンズの演奏が始まってからも、3曲目の「悪魔を憐れむ歌」の最中に会場内で乱闘が発生しました。そしてコンサートも中断され、ミックが聴衆たちに頭を冷やすように説得し、小康状態になったところで演奏が再開されました。
しかし七曲目の「アンダー・マイ・サム」の演奏中に、前述の一黒人青年がエンジェルスのメンバーに背中をナイフで刺されて袋叩きにあうのです。理由はステージに銃口を向けたからだと言われています。
「ドキュメント映画というのは、こうでなきゃ」と、ローリング・ストーンズの痛々しい姿を見ながら実感したものでした。
===補足===
書き忘れました。50代女性です。
ほかには
・「グリース」・・・高校を舞台にしたミュージカル映画。有名歌手のオリビア・ニュートンジャンがヒロイン(女子高生サンディ役)として出演しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
・「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」 ・・・ビートルズの同名のアルバムを基にして作られた映画。
ハートランドという町に住む若者(ピーター・フランプトンとビージーズのバリー、ロビン、モーリス)が都会に出てレコードデビューして大成功を収めますが、ふるさとのハートランドでは大変な事件が発生するというストーリーです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89
・「サタディ・ナイト・フィバー」・・・ジョン・トラボルタ主演。
ニューヨーク市のブルックリン区に住む若者トニーや友人たちが、ダンスや女性・ケンカに明け暮れて費やす姿を描いています。
週末に行くディスコでのダンスが映画の最大の魅力でした。
ビートルズの「ヘルプ」「ヤアヤアヤア」「レット・イット・ビー」や、アニメ「イエロー・サブマリン」はけっこう知られていると思うので省きます。