映画の沈まぬ太陽の結末はあれしか無かったのでしょうか？格好良い言葉で締めただけで、ドラマとしてはぜんぜん締まってなくない...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

確かに映画だけだとそう感じるでしょうね。
でも、あれは山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」の３部作になっています。
ＮＡＬ（日航）の腐った会社内部を暴露する内容を、労働組合の人間を主人公として書いてあります。
単に御巣鷹山の123便の墜落事故の補償問題でけでなく、親方日の丸に胡坐をかいた半官半民体制を批判するものです。
内部の人間が腐った構造を改革する内容の映画なので、ラストの言葉で締めたのでしょう。
あの映画を「123便墜落事故の補償問題」としてだけ受け止めるとラストは肩透かしを食らった様に感じるかもしれません。
でも、あの映画は当時のＪＡＬ（映画ではＮＡＬ）の腐った内部を批判する事がテーマになっているのです。

映画だけを観た人と、原作を読んで映画を観た人ではラストの受け取り方が違うのでしょうね。

実は私は御巣鷹山遺族の一人です。
当時の交渉ではＪＡＬの「あんたは大勢の遺族の一人なんだから、そんなに時間なんかかけられない」という姿勢に拒絶感しかありませんでした。
しかし、映画の恩地氏のモデルとなった小倉寛太郎氏は映画のままで心からお詫びしていただき、常に私たちの生活を見守って頂けました。
あんなＪＡＬにこんな人がいたなんて・・・
と今でも強く心に残っています。
我が家にはＪＡＬの役員が来ましたが、家に居たのは２分間だけでした。
「次があるので」と言い、玄関先で家のすぐ前に車が居ないと大声で怒鳴っていました。
仕方なく来てやったという感じだけでしたが、小倉さんは全然違いました。

回答者：御巣鷹山遺族の一人 (質問から7時間後)
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