波乱万丈戒さまの嗜好が判らないので、自分の好きなものを列挙します。
・青池康子著「エロイカより愛をこめて」
20年くらい断続的に続いてます。少女マンガ誌に連載されていますが、男性が読んでも十分面白い内容です。同じ著者で「アルカサル」も史実に忠実で読み応えがあります。読者サービスともいえますが、ユーモアも忘れてません。少女マンガに分類されるのは勿体無いくらいです。著者は中世ヨーロッパにかなり造詣が深いようです。
・吾妻ひでお著「失踪日記」
手塚賞だかなんだかの受賞作です。他の吾妻作品とは趣を異にする作品ですが、自分的には名作です。
古いところでは三原順(鬼籍)作品。特徴は各登場人物それぞれに個性があり、群像劇のように絡まっていくところがリアルです。背景に手抜き無し。この人の作品1ページに要する時間・手間はいかほど?と思うと、アシさんの苦労が偲ばれます。
森脇真須未作品も面白いというか、深みがあって良いです。
「失踪日記」以外は少女漫画に分類されておりますが、気にせずに一読をお奨めします。