Windows 2000とWindows XP Pro, Homeです。
世の中で仕事をするのには、Windows 2000とOffice 2000で充分です。
AEON、ジャスコのレジは未だにそれで動いています。
Windows XPも、Windows 2000のアドオンでWindows XPまで行けば、Windows 2000でも良かったのが現実でしょう。
そこへ脈絡の無いWindows Vistaを投入して来た形で、Windows XPまでのインフラを投入して来た企業はあまりの互換性の無さに大弱り、IT開発がWindows Vistaへ向かうよりは、むしろサーバなどはLinuxが見直される結果となり、Windows Vistaは大失敗となってWindows 7の異例の早期リリースとなりました。
ところが、Windows 7やそのWindows XP互換モードは、「互換性」と言うより、相変わらずWindows XPやWindows 2000との決別に変わり無し。
Windows XPのハードがヘタって来たゆえの17%であって、正常移行の17%では無いでしょう。
ブラウザ環境は未だにIE6(Windows XP)は標準が多いですし。
個人的には、Windows 7に縛られるくらいなら、Android for x86とかを使った方が明るい未来があると思います。
PDA、スマートフォンで何年もやって来たWindows Mobile(関連ではWindows CE)が真のメジャーにはなり得ず劣勢で、iPhoneやAndroidが躍進しているからです。
Windows XPまでが順風満帆だったのは、「互換性の飴と鞭」を最大限に生かして来た結果だと言うのに、Windows Vista以降それを否定してずっこけた訳で、もしかしたら世界的不況の震源であったのかもしれないと思えるほどです。
(「Vista景気」と期待されたが、互換性の無さゆえに移行出来ずにビジネスも芽生えず、無理に移行しようとした者は失敗して不況がさらに深刻化にした形=Windows Vistaが短命であったこと自体、それへの投資を行った企業にとっては多大な損失が生じたことになっているのに、マイクロソフトはそれが理解できていない=致命的)
Windows Phoneと名を変えようとしていますが、auが打ち出した「未来へ行くなら、アンドロイドを待て。」は、誰が見てもWindows Mobileとの決別ですし、崩れかかったWindowsのトレンドに未来は無いでしょう。
お小遣いの問題では無いと思います。(苦笑
===補足===
OSの種類のメインが3つということで、実際にはもっと台数があります。
(ちなみに、Windows VistaとWindows 7はRCのみでした)
真のWindows 5.x互換が出なければ、サポートを打ち切られたところで、当面基本的にはWindows XPかWindows 2000で行くでしょうね。
(と申しますか、リスク覚悟でそう思っているユーザさんがかなり多いのではないかと思います)
Windows対抗OSはOS/2などから見て来ましたが、UIや運用で使用に耐えるのはUNIX系の「NeXT(NEXTSTEP)」、マルチタスクでは「BeOS(ZETA)」だと断言します。
見て来た限り、一番効くのは「各種ドライバ環境」ですね。
とりわけディスプレイとプリンタは必須で、昨今のご時世ではこれにネットワークが加わります。
これらが一つでもサポートされていないとそのパソコンは実用性に欠け、これを圧倒的に満足して来たのが唯一Windowsであり、他のOSが失敗して来たのはこれらを潤沢にサポートしなかったことによるもので、UI以前に「ハードウェアコンパチビリティが無ければまな板にも乗らない」ということです。
そう言う意味において、Linuxはまだまだだと思います。
特にプリンタドライバが弱いです。
昔の傾向からですが、これは「ペーパレス」のメリットを言い過ぎるために、裏目に出ている形でしょう。
端的に言えば、「『年賀状の印刷』を考えた時にその環境が整わないパソコンなど誰も買わない」ということです。
もちろんこれはクライエントの意味であり、もしホームサーバを置くのであれば、Linuxの何らかのディストリビューションは管理UIをリファインしたSAMBAを走らせるとかで価値があるかもしれません。
さて、正直マイクロソフトがWindows Vistaで設定の回避無しにこれほどWindows XPとの互換性を無くして来るとは思いませんでした。
その理由が前述の「成功のための飴と鞭」。
それがわかっていないかの愚行です。
まさかと思われた、Windows 7も、Windows Vistaでハードウェアリソースを食い尽くす仕様が緩和された(単にWindows 7はWindows Vistaより軽くなった)に過ぎません。
「誰しもWindows Vista以降に積極的に乗り換えたいとは思わない」。
明らかにそれが%の結果ですよね?
意図的に欠点のある物を免罪符を以って世に送り出し、湯水のOS・Officeソフト販売で多大な利益を稼ぎ出して来たまでは良かったですが、Windows Vistaの傍若無人で「互換性の飴と鞭」の重要性を忘れてしまったことが「マイクロソフト最大の問題」になってしまったのが現状ではないかと思います。