相対的に景気回復したという評価のある数値が出ることがあるかもしれないが、実質的に実感のある景気回復は、望むことの出来る要素が、どこにも見当たらない。
輸入に頼っている日本経済の力が、いつまで続くかに、よって、更に悪化する可能性がある。
輸入し続けるためには、輸出を続けることで担保されるはずだ。
しかし、輸出できていたものが、日本国内の産業の空洞化に象徴されるように、だんだん減ってきて、国産だった物も、逆転して輸入品に変わってきてしまっているのが、現状。
景気とはあまり関係ないところで、生まれてきた喜びを感じられる何かを見出すことが出来るのではないかという期待感で当面暮らすしかないのではないかと思う。
その方が、価値ある人生を送れたのではないかと、私は反省している。
私が生まれた頃は、日本の人口は8千万人ぐらいで、どんな可能性か具体的には描くことはなかったが、無限の可能性を感じて生きてきた。
しかし、その揚句が、所得倍増計画や日本列島改造計画があろうと、人口が1億2千万人を超えようと、バブル経済期があろうと、還暦過ぎた今になっても年金が貰えないのが現実なのだ。
26歳の若い景気君は、景気に関係のない人生を見出してもらいたい。