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蟹工船がはやっているようですが、内容以外に、
はやっているきっかけをご存知の方がいらっしゃいましたら、
ご教授お願い申し上げます。

  • 質問者:労働じゃ
  • 質問日時:2008-07-22 01:39:07
  • 0

毎日新聞2008年1月9日付・高橋源一郎氏・雨宮処凜氏の対談説が
今のところ主流派です。ワーキングプア問題から、「状況が酷似」として
蟹工船が挙げられました。
その後、読売、朝日、産経、 日経、毎日の順に、全国紙一周。
また、めちゃイケの4月「イケメン期末テスト」問題に、写真と作品を
一致させる問題としても出題されました。

そのブームのもっときっかけは、2003年が多喜二没後70年・
生誕100年の年で、この年にたくさんの多喜二に関する
シンポジウムや文学会が行なわれました。そして、2003年〜
2004年にかけて、しっかりした形で発行された多喜二研究本が
多くなりました。このあたりから、多喜二を再読する中高年層が
増えてきたことも考えられます。ただし、100年-70年記念の頃は、まだ
共産党を中心とする、一部の人たちのブームだったように思います。

大学受験で覚える文学史の中に、プロレタリア文学というジャンルがあって、
プロレタリア文学=小林多喜二という公式は、大学受験を経験しながらも
ワーキングプアとなっている多くの人たちの記憶に残っていることも
考えられます。受験のための暗記事項だったものが、時の話題になって、
内容を聞いてみたら自分と同じで、思わず読んじゃった人も多いでしょうね〜
過去の記憶と現代の話題と自分の立場の一致があってこそのブームだと
思います。

私は、この小説に共感する人が多いことは否定しませんけど、個人的には
蟹工船、ことばが汚らしくて大嫌い(爆)。でも、内容は今も昔も・・・だなあと
思います。

  • 回答者:美衣 (質問から34分後)
  • 2
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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世の中平和が長く続くと必ずこうなりますよね。
少し小賢しいヤツに金が集まり、その他の大多数は貧乏みたいな。

  • 回答者:うちの親は貧乏 (質問から7日後)
  • 0
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やや参考になりました。回答ありがとうございました。

話は変わりますが…

「天皇に献上する蟹缶詰のなかに「かまうものか…石ころでも入れておけ」」

という場面があります

当時問題視されたのはこの「天皇批判」の部分です

小林多喜二の最期は特高(特別高等警察)に捕まり拷問にかけられて死亡しました
その時の様子も資料に残っています

私は社会の授業で拷問の様子を詳細に聞いたので『蟹工船』と聞くと拷問を思い出します

  • 回答者:カニカン (質問から7時間後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

先にコメントされた方が仰ってるとおり新聞(特に毎日新聞)が直接のキッカケだと思います。

実は小樽出身・在住なのですが、2003年の没後70年・生誕100年の時は、地元でも幾つかの
イベントがありましたが、その時点で全国的なブームにはなってなかったですね。

ここ何年かのネットカフェ難民や派遣待遇の問題、さらには年金問題やらガソリン高騰など
最近の日本社会の不安定さが、キッカケ⇒大流行に発展した原因であるように思えます。

  • 回答者:ラジウム (質問から3時間後)
  • 1
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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