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『古事記』と『日本書紀』では、神の名と天皇の名が異なっているそうなので

『古事記』と『日本書紀』では、神の名と天皇の名が異なっているそうなのですが、
どのように異なっているのでしょうか。
また、何故そのように異なっているのでしょうか。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂ければ幸いです。

  • 質問者:ren
  • 質問日時:2009-12-29 21:44:59
  • 0

具体的にどのように異なるのかは千差万別で、うまく説明できないのですが、 『古事記』は、主に口承と言って、文字の無い時代に人々の口伝えで伝承されて来た神話や歴史を記したもので、『日本書紀』は、様々な古文書等を元に編纂されたものだからです。まだ、ひらがなの無い時代に表音を様々な漢字に当てはめていた為に、たとえば、ひらがなの「に」を「二」「荷」などとばらばらにあてていた為、様々な齟齬が発生したと考えられています。

  • 回答者:匿名 (質問から4時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

『古事記』と『日本書紀』にはそんな違いがあったのですね、
全く存じ上げませんでしたので、驚きました。
この度は明確で分かりやすいお答え、誠に有難う御座いました。

並び替え:

「古事記」上巻に出てくる主な神々 [編集]
別天(ことあま)つ神五柱(いつはしら)独神(ひとりがみ)
天之御中主神(あめのみなかぬし)独神、天原の中心の神
高御産巣日神(たかむすび)独神、生成力の神格化
神産巣日神(かみむすび)独神、生成力の神格化
宇摩志阿斯詞備比古遲神(うましあしかびひこぢ)独神
天之常立神(あめのとこたち)独神
神世七代(かみよななよ)
国之常立神(くにのとこたち)独神、国土の根源神
豐雲野神(とよくもの)独神、
宇比地邇神(うひぢに)と妹須比智邇神(すひぢに)
角杙神(つのぐひ)と妹活杙神(いくぐひ)
意富斗能地神(おほとのぢ)と妹大斗乃辨神(おほとのべ)
於母蛇流神(おもだる)と妹阿夜詞志古泥神(あやかしこね)
伊邪那岐神と伊邪那美神男女の神、夫婦
三貴子(みはしらのうずのみこ)
天照大御神イザナギが左の目を洗ったとき生まれた。
月読命(つくよみのみこと)イザナギが右の目を洗ったとき生まれた。
須佐之男命イザナギが鼻を洗ったとき生まれた。
天之忍穂耳命
大国主神
邇邇芸命
火遠理命
鵜葺草葺不合命

日本書紀の表記 [編集]
本文はいわゆる変体漢文を主体としつつも、古語や固有名詞のように、漢文では代用しづらい微妙な部分は一字一音表記で記すという表記スタイルを取っている。一字一音表記の箇所には、まれに右傍に「上」、「去」のように、漢語の声調を表わす文字を配して、当該語のアクセントを示すこともある。いずれも、いかに正確にかつ効率よく記述するかで悩んでいた(序文参照)編者・太安万侶の涙ぐましいまでの苦心の跡である。歌謡部分はすべて一字一音表記で記されており、本文の一字一音表記部分を含めて上代特殊仮名遣の研究に欠かせないものとなっている。
上代特殊仮名遣の「モ」の書き分けは『古事記』のみにみられるものである合命
諱と諡 [編集]
天皇の名には、天皇在世中の名である諱(いみな)と、没後に奉られる諡(おくりな)とがある。現在普通に使用されるのは『続日本紀』に記述される奈良時代、天平宝字6年(762)~同8年(764)、淡海三船による神武天皇から持統天皇までの41代、及び元明天皇・元正天皇へ一括撰進された漢風諡号であるが、『日本書紀』の本来の原文には当然漢風諡号はなく、天皇の名は諱または和風諡号によってあらわされている。15代応神天皇から26代継体天皇までの名は、おおむね諱、つまり在世中の名であると考えられている。その特徴は、ホムタ・ハツセなどの地名、ササギなどの動物名、シラカ・ミツハなどの人体に関する語、ワカ・タケなどの素朴な称、ワケ・スクネなどの古い尊称などを要素として単純な組み合わせから成っている。


調べてみると、「日本書紀」は奈良時代の正史で、重々しい漢語表記で表されていて、それに対して、平安時代に採取された古事記の方が新しい表記なのです。
こういうことです。

  • 回答者:ミルキーウェイ (質問から1日後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

権力を持ったものが、

自分達の都合のいいように書き換える事は歴史が証明しています。

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やや参考になりました。回答ありがとうございました。

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