明治維新から140年、終戦から64年で現在の国力まで引き上げたことは優秀だと言えるのではないでしょうか。
ただ、今までは成長を最大目標に追い抜け、追い越せを実現するため、概ね全体を画一的にレベルアップする方向で進んできました。
しかし、物質的な豊かさ、利便性などでがある水準になると、そこに高齢化、少子化、価値の多様化が進み、心の豊かさを国民は求めるようになり、今までの社会システムがあちこちで綻び、時代に合わなくなっています。
これからは総計、全体量でものを測るのでなく、個別にものをみることが必要な時代になるように思います。
例えば、GDPが世界一かどうか争えば、人口が10倍以上ある中国に必ず抜かれるに決まっています。
そうではなく、国民一人当たりの所得がいくらか、質的な内容はどうか、というスケールでものをみる、社会システムを構築することが大切と思います。
今後、そのような方向に国全体が動ける方向づけが出来るか、日本人は本当に優秀なのかが問われているのではないでしょうか。
===補足===
上から4行目 「利便性など(で)がある」は 「利便性などがある」の 誤りです。
失礼しました。