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海上自衛隊の護衛艦について

護衛艦「くらま」の衝突炎上事故を見ていて思ったのですが、
現在の護衛艦の弾薬庫の防御ってどうなっているのでしょうか?

昔は厚い装甲で覆われていたりしていたようですが・・・

護衛艦「くらま」の火災が砲塔のすぐ下まで迫っていたので、
弾薬庫に引火したら大惨事になっていたかも?

===補足===
今回の事件でふと弾薬庫の防御ってどうなってるのかな?と気になりました。
現代の軍艦、自衛艦の弾薬庫の防御について教えていただければと思います。

  • 質問者:くさかたくみ
  • 質問日時:2009-11-09 21:30:35
  • 0

現在の戦闘艦の装甲なんてペラペラです。しかし、弾薬庫、機関部等一部の重要区画はそれなりの装甲を施しています。
今回の場合は船首に格納してあったペンキに引火したのが火災の原因です。このペンキは防錆用のもので普段から積んでいるのですが、今回は観艦式用に普段より多めに置いていたのが仇になったようです。(引火の原因は碇巻き上げ用のモーターから火花が出たのではないかという話はありますが詳細は不明)
ちなみに船首やや後方(砲塔の真下辺り)に弾薬庫があり、今回の場合引火防止の為、弾薬庫に注水していたとの話も聞いています。

ちなみに昔の戦艦(4~5万トンクラス)でも真正面からぶつかると同じように艦首はへしゃげちゃいます。大昔の船みたいに船首にラムを付けて体当たりするならともかく、普通の船は例え軍艦でも船首や船尾の装甲なんてそう大したことは無いです。ぶつけるような運用は想定外ですので。

現在では中距離対空ミサイル(SM-2等)によるエリア防空、短距離対空ミサイル(シースパロー等)による個艦防空、RAMまたはCIWSによる最終防空の三段構えにより行います。
基本的に中距離および短距離対空ミサイルで撃ち落とすのが前提でCIWSやRAMは保険です。

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弾薬庫はもちろん、艦首すぐそばにあるわけではありません。今回ぐらいなら大丈夫です。
昔の軍艦は主砲での戦いを行いましたが今の戦闘はミサイルが中心で意味合いが変わってきましたので、さほど装甲は厚くなっていません。速力を出すためにも細長い方が良いので、昔のようなずんぐりした形ではありません。そのため、今回のような衝突には弱い構造になっています。
昔は砲弾を避けられませんでしたが、今はミサイルでさえもファランクスで防御できます。重いと機動性にも問題があるので、別の防御方法(CIWS)を用い、船の重さを最小限にしています。ですから装甲は正直、弱いです。
衝突前にミサイルや砲弾を打ち落とせば、何もやたら頑丈に作る必要が無く、合理的ですので。そう言った設計思想からも、昔の軍艦よりは薄い構造です。

弾薬は砲塔そばにありますが、あの衝突では届かないぐらいに離れていますので問題ありません。もっと艦橋よりになります。

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今回は船の外壁(?)を塗装ために塗る油を置いておいたからって説明していますよ。戦闘時に船の上に油を置くわけないですよね?、だから今回の事故は火薬庫に関係ないと思います

  • 回答者:Sooda (質問から15分後)
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