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質問

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認知症の方や、知的・精神障害の人に対応する「成年後見制度」について教えて下さい。
実務面はもちろんのこと立法趣旨と目的についても示して下さい、お願いします。

  • 質問者:後見人
  • 質問日時:2009-09-20 14:43:17
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

有り難うございました。感謝します!!

一定の場合に本人の行為能力を制限すると共に
本人のために法律行為を行い、または本人による法律行為を
助ける者を選任する制度として、2000年4月に始まりました。ドイツの世話法、
イギリスの持続的代理権授与法を参考にしていると言われています。
それまでは「禁治産・準禁治産制度」がその役割を一定担っていましたが
これは法律行為そのものの安定化が目的であり本人の主権には配慮がなく
(「気○いのすることなど当てにならないから周りが代わりにやってやる」)
また宣告されると戸籍に記載される(「こいつは法律の主体にはなれない」と
世間に公表する)など人権への配慮が皆無だったことを改善する目的もありました。
名称は「成年」ですが、未成年の契約行為時の補佐なども含まれる
制度であり「20歳以上限定」というわけでありません。また「成年後見法」として
まとまった仕組みがあるわけではなく、後見人や保佐人、またはそうした制度が
盛り込まれている法律(民法、老人福祉法、知的障害者福祉法、
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律など)をそのまま根拠条文としています。
手続は家事審判法および家事審判規則に基づき家庭裁判所に申し立てて行います。
後見登記は「後見登記等に関する法律」に基づいて行われ、戸籍を見ても
被後見人等であることは判りませんし、その情報は本人他ごく一部の
関係者しか知ることができないよう、秘密の保護にも配慮されています。
極めて実務的な情報として、このようなものもあります
http://www.seinen-kouken.net/index.html

  • 回答者:鎌鼬 (質問から10時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

早速のご回答参考になり、非常に満足しました!ありがとうございました。

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