シルバーでシンプルなロレックスの腕時計48万円のものを20年前に主人の誕生日にプレゼントしました。
これが庶民であるわたしには最初で最後の高価な贈り物になると思います。
いわくつきなのですが、これを買う数年前にうちの父親が正月に姉の家族とうちの家族が集まった席で
姉の旦那にだけロレックスの腕時計を土産だと行って渡し、うちの主人には「君は職業柄おかしいだろう」といって二束三文の土産を渡しました。
主人は人が良いので少し顔色は変わりましたが笑っていました。
それを見たときわたしは絶縁を考えましたが、後で言うと主人は笑いながらわたしの頭をなでて「お前っていう世界一上等なものを俺はもらったから」といいました。
そのころまだ子供が1歳で、専業主婦をしていたので買ってあげても主人のお金だし
内緒で内職をはじめ、こつこつ貯めたお金を握り締めて絶対本物のロレックスを買ってあげるんだと思い、百貨店へ行き買いました。
あげたとき、主人は泣いて喜んでくれ、わたしはその時自分が贈り物をもらったと思いました。
所詮は物ですが、ケチらずに全てはたいて買ったことで
主人からのとても大きな喜ぶ顔というプレゼントをもらったんだと。