24歳です。
中学校の時、夏休みに学校の図書室にあったものを借りて読みました(親に読んでみるよう言われました)。
生々しい凄惨な描写はもとより、戦中、戦後、いずれの時代も、人間の身勝手さ、残酷さ、醜さなどにショックを受けました(手塚治虫の単行本『ゴッドファーザーの息子』、『アドルフに告ぐ』などでも同様の感覚を抱きました)。
希望の持てるストーリーもあった筈なのですが、そういうシーンで思い出せるのは最後の「髪が生えてきた」シーンくらいです。
戦争や人の死をテーマにした漫画、映画、ゲームは沢山ありますが、安易に理不尽な人の死を描いた作品に慣れ、戦争というものに対する嫌悪感などの感性まで鈍らせたくないものです。