格差社会になっていると思います。
労働者派遣の自由化や諸々の労働法の規制緩和がなされた結果、それまで以上に格差が拡大しています。
規制緩和の結果、正社員の割合は、下がり続けています。
つまり、昨年夏からの不況で増え続けていた派遣労働者の数は減っていると思いますが、パート、アルバイト、有期契約者、派遣労働者等の不安定労働者の割合は、増えていると思います。
年収200万円以下の労働者は、今では1000万人以上になり、労働者の20パーセント以上を占めるようになっています。
このことは労働者に限らず、「商業」だってそうです。
大型店の規制がなくなり、どんな広い店を作るのも自由になり、大手は郊外に大型店を作り、その結果、英前の地元の店等はなくなり、シャッター通りになってしまっています。
また、タクシーを見てもそうです。
自由に増車ができたので、大手は増車し、小さな会社は撤退し、大手がのさばるような状況となっています。
つまり、規制の緩和は、従来の修正資本主義から「弱肉強食の」純粋資本主義への復活であったわけですが、国民は「規制緩和=夢ある社会」という言葉に踊らされたというのが私の実感です。
純粋資本主義は、「富める者はより富み、貧しい者はなお貧しくなる」というものだということを肝に銘じておくべきではないでしょうか。
特に、小泉さんの劇場型政治の演出は、マスコミも乗り、巧かったですね。国民の大部分は小泉さんにまんまと騙されたのではないでしょうか。
===補足===
「強いものはさらに強くなり、弱い者はさらに弱く丸」は、「強い者はさらに強くなり、弱い者はさらに弱くなる」の誤りです。
- 回答者:男はつらいよ叔父さん。 (質問から6時間後)
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