アジア人、特に日本人と分かると圧倒的に多くなるトラブルは『ボッタクリ』ですね。
オーストリアで観光はしたいが時間もなく、また雨も降ってきたこともあり、タクシーに乗りました。
乗り心地が悪いうえ、荒い運転であったにもかかわらずメーターより随分上乗せした料金を請求。
その理由を問いただすと、日本人はチップ制度が分かっていないからあらかじめそれを含んだ料金を請求したといっていました。
『なるほど、日本にもそんな制度がないけれど、心づけって事は知ってるよ』と説明し、正規料金+1セントを渡しました。
イタリアでも同様のことがありましたよ。
でもそれはホテルでチャーターしたリムジンバスであったので、相手の言い分とこちらの言い分を聞いてもらい、相手に負があるということが判明しました。
後はトラブルの対処によく使うのが外国人になること。
トルコでのこと。
どこでもお茶を薦められると聞いていたので、のんきにお茶を飲みながらじゅうたんの話をしていました。
『あ、アジアの人ってマッサージ好きでしょ?ラベンダーの高級オイルがあるんだけど手を貸して』と嫌な予感がしながら手を出しました。
『お客さんが増えてきたな、チョット2階へ行こう』といい、女の店員も一緒に行くし、新しいお茶を用意したというので仕方なく上がりました。
すると手より方のマッサージのほうが良いと言い出すので、『ごめんね、中国人は結婚するまで両親にしか肌を露出してはいけないから。これが中国人の本来の姿よ』といい、難を逃れました。
結局そのまま一緒にお茶を飲んだのですが『あんた、マッサージ以外のこと狙ってたでしょ』というと『分かった?うまくいくかなぁと思ってたんだけどね~』と全然悪びれる様子もなく。。。
その後はお茶のお礼に中国語での客引きの仕方を教えてくれというので、じゅうたんのセールス方法等を教えました。
多分彼の次のターゲットは中国人だなと思いながら、あんまり中国人をトルコで見かけないのになぁ。。。と一人思っていました。
そしてもう1つトルコ。
本当に単なるコミュニケーションや親切心からの質問もあるのですが、場所、特に観光地ではお金持ちの国からの旅行者のチップをねらう人が多いです。
お手洗いに行ったとき、女性用トイレまで入ってきて手を洗った後、ティッシュをくれた係りのお兄さん(というか、ボクちゃん)
『どこから来たの?』と馴れ馴れしく肩をたたくので、『内モンゴル』というと何もいわず去って行きました。
日本でもそうですが、変な男性に声をかけられて、国籍を聞かれたときなどは、大抵外国人になりすまします。
なるべく『この国の言葉知らなさそうだなぁ』とおもう国籍をいうのですが、相手の『わからないなぁ』の返事を聞くまでいつもドキドキです