江戸時代から始まったといわれている習慣で、地方によって食べ方も色々あるようです。
ただ、年越し時に食べるというのは、「年越し」の意味を読み間違えた現代人のやり方です。
一部地方の習慣を除き、基本的には年を越すまでに食べる。
昔は時間なんてかなり適当なんです。
除夜の鐘だって、ぴったりの時間に始まったわけじゃないし、そもそもぴったりの時間なんて誰にもそんなに簡単にわからない時代。
年を越す時に合わせて蕎麦を食べるなんて、一般庶民では不可能ですよ。
娯楽の少ない時代です。
多くの庶民は寝てます。
新年を夜通し祝うなんて贅沢は、現代になってからですから。
ただ、文化なんて昔のものをそのまま踏襲する必要なんてありません。
今、そういう風に、年を越す時に食べるという慣習に変わっても別にいいんじゃないかと私は思います。