私が、小中学校を生きた時は、日記や手紙の時代で、まだ、相手を見て話しが出来た時代でした。気に入らなければ、真っ向勝負も辞さない時代でしたが、今では、分からぬ(見えぬ)相手に翻弄され、怯える時代になってしまった様で、空恐ろしくもあります。
確かに、私の様に、ネットが無かった時代に生きた者に取っては、はっきり言って、不必要なコミュニケーションだと、簡単に言い切れてしまうのでしょうが、逆に、真っ向勝負を苦手とする現代の子達に、人と違う事をする事程、難しい事は無いのかも知れません。仲間に入らなければ、批判され、同じ目線に立っても、ちょっとした事で、打ち砕かれ。逆に、同じ立場に仲間全員を置く事で、結局、自分自身の、優劣をより明確にしてしまい、おかしな事になるのかも知れません。(本来、その様な見方は、何の役にも立たないと分かるのは、きっと、もっと大人になってからなのかもしれないと思う様になりました。)
しかも、彼らに取っては、中学高校の中で起こる事が、言ってみれば、社会そのものです。(今思えば、本当に世界が狭いのかも知れませんが)その社会からつまはじきにされる事の恐ろしさは、有る意味、大人を見る事で、身にしみている事も有ると思います。結局、そこから抜け出せず、その挙げ句が、自殺に至るのかなと思います。