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今日2.26事件の起きた日ですね。あの事件はいったいなんだったのでしょうか?なぜ高橋是清たちは殺されないといけなかったのでしょうか?今の派遣切りなどと社会情勢が似ているとは思うのですが。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2009-02-26 13:58:31
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・豊作でもお粥しか食べられない農家や小作料が払えず娘を遊郭に売る農家が続出した。
・「大学」を出たけれど就職出来ない。(今と違い大学には一つの村で一人ぐらいしか行けないエリートだった。)
・世界的な不況で社会不安が蔓延していた。
このような状況を打破して新しい政治体制を作らなければならないと考えた一部の青年将校が「昭和維新」をスローガンに時の政府を倒し「天皇の直接政治」を実現するために起こした暴動。(当時の軍隊で特に陸軍には農家出身者が多かった)
「軍人=軍隊」は政治に口出しをしてはいけないとの不文律を犯した青年将校は将来軍を担う要職に付くエリートとして「純粋培養」された「陸軍幼年学校」から「陸軍士官学校」出の22~23歳の若者で階級は中尉や大尉たが兵隊を指揮する「小隊長や中隊長」で数百人の兵隊を動かすことが出来た。
今で言えば、小学校を卒業して即軍の学校に入り一般社会から隔離された環境で青年期を迎える「ひ弱な」精神構造であったことも一つの原因だと思われます。
その後の日本の進んだ道はご存知のとおりです。
自分の置かれた位置と「職責=役目」を逸脱した行動が国を間違った方向に向かわせた原因を作った事件でした。
完全武装した数百人の兵隊に太刀打ちはできません。文民統制はこの教訓から定めた制度です。
今の社会情勢は当時と比べるとましなほうです。
贅沢を言わなければ仕事はあります。
娘を売るほどの困窮状態でもありません。
国民の「信託=選挙」を得た政府が自信を持って政策を実行して欲しいですね。

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日本のあるべき姿を真剣に考えていた純粋な気持ちの若き将校達が陰に隠れている黒幕にそそのかされての事変だったと思います。
誰かが死なないと事態が収集できなかったんだと思いますが、あれから軍部の力が強くなってきてあってはならない方向に導かれていったことは、歴史が証明していると思います。
社会情勢は不安材料が鬱積していることでは似ているのかもしれませんが、平和ボケをしている日本では、あれだけの志を行動に移せる集団は今は出てこないと思います。

  • 回答者:ソーダくん (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

思い込みの激しい純粋な将校クンたちを扇動して、
思い通りの社会を作ろうと軍人さんたち。
さらにお金と言う一種汚いイメージを利用して社会を形成して行こうと思ったワルさん。
何も出来なかったお人形の政治屋さん。

一番損をしたのは将校クンたち当事者。それなりに損したのはワルさん、政治屋さん、
結局得をしたのは軍人さんたち。

この構図で行けば、自民党の若者を扇動できる「世襲?黒幕」「叩き上げ!黒幕」は最終的に得をするかも。

タカハシさんたちは「黒幕が自分たちの思い通りに世の中を変えるためのお供物、生贄のような存在」だったように思います。

  • 回答者:タイムスリッパー (質問から58分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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